江國香織さん著の「東京タワー」は、
『世の中で一番かなしい景色は雨に濡れた東京タワーだ。』
で始まります。
もちろん、最後まで読み終えたけれど、
結局一番いいなと思ったのは、この一行でした(笑)。
で、この言葉を信じるとして、です。
そんな景色を目にするのは気分がいいものじゃない。
たとえ、晴れの日の景色がすばらしくても、
雨になったら「世界で一番かなしい」のはかなり厳しい。
だから、最初から見えない方がいいかも。
うーん、やっぱりダメだ。
自分なりに言い訳を考えてみたんですが・・。
そう、先日とうとう家の窓から東京タワーが見えなくなりました。
目黒川沿い、建築ラッシュがすごすぎる。
20階以上のマンションがいくつも建築中。
言い訳は傷口をふさいではくれませんね。
遠くにきらめくオレンジ色。
あの景色が大好きでした。
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