もうしばらく前に冬の空に日付を変えるチャイムが鳴って、
見上げれば明星がきらめいて、汚れたアスファルトはキンと冷えて。
僕は月曜日の始まりの中にいて、今年一番冷たい風が吹いて、
時刻は確か午前3時。
baladerの看板娘をタクシーに乗せて、
絵に描いたように千鳥足の最強古着バイヤーと駅の方へ。
5時間摂取し続けたアルコールをはねのけて思い出し笑いをする僕は、
バカみたいに魅力的な2人の笑顔を思い出して「敵わねえな」とつぶやいて、
休憩中のタクシーが遊ぶ無人のスクランブル交差点に赤信号のまま踏み出して。
静かに冴える心は、罪の意識に言うのです。
そんなに怖い目でにらんだって無駄だって。
そう、転がる岩のような冬の朝。
もうすぐ僕に、朝が降るから。
アスカ、栗君、ありがとう。
今年トップ3入りの最高の夜でした。
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