生きていて、毎日を過ごしていて、
ほとんどのことなんてスイッと目の前を通り過ぎていくけれど、
それでいいと思うけれど、
なんとなくで終わらせてはいけないものもあると思うのです。
例えば、オウム心理教がおこしたサリン事件。
先日松本サリン事件の被害者・河野義行さんの奥様が
ついに一度も意識を取り戻さないまま亡くなられたけれど、
公安庁長官が謝罪に訪れた様子を報道するメディアは、
アスファルトに頭こすりつけて、あやまったのかな?
平気で報道できる恥知らずな態度にはあきれるばかり。
被害者ご家族の長が河野さんのような立派な方でなければ、
メディアの誤報はもっと最低な結果をもたらしていたと思う。
気をつけよう。学ばなければ、間違った知識を信じてしまうから。
今日買った本はこちらです。
僕が大きな信頼を寄せる作家・佐木隆三さんが
サリン事件実行犯・林郁夫を追った「慟哭」。
サリン事件は事件の規模が大きすぎてわかった気がきているけれど、
例えば何も知らない外国人に説明するとしたら、難しいように思う。
「狂ったカルトが起こしたテロ」
便利な言葉を使った説明だけれど、中身は空っぽな感じがします。
自分の世代の人間にとって忘れられない事件。
「なんとなく」知っているで終わらせないために、
きちんと学ぼうと思います。
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